さて、2から続きです。
交換条件に必要なものは、何か?
自分自身で自分自身の事や物を交換することはできない。医療が発達していない古代ではそれを交換することができなければ、すなわち生存不可能という事態となり他に捕食されるという結末が待っているだけである。では生き延びることを願った場合は前回と同様となる。当然自身には足りない物を求めることになる。よく現代人が自給自足の生活というが、自身以外の生産物を作る場合において、自身の生存期間と生命維持食料の確保との時間が勝負となる。この勝負に負ければ当然、他の物に捕食される。
時間という概念は、この地球上に等しく流れているものであり(一応24時間とされている)何処に居てもこの時間という概念からは逃れることができないが、個人の思考能力には際限が無い。例えば、塩1kg対砂糖1kgとした場合は一見重さという単位は同一ですがどちらも作るためには、塩田や耕作地が必要で砂糖と塩では、その使用面積が1kg取得に対して必要数量があるわけで、そのほかの要因の加味されるが、現物として見えているのはその単位だけである。
さて現物交換する場合重要な問題となるのが、見合うコストと言う事になるはずです。
例えば古代の塩は、主に海水であると考えた場合これを持ち運ぶということを考えなければならない。海水を運ぶために何か容器が必要となるわけで一番簡単なのは手という道具となり次にこれに似たものを連想しそれを現実化する作業(効率化)が行われる。(岩塩田でも同様である。)道具を開発し効率良く生産されて交換するレートを高め自身の利益とするという事とが行われる。この考えと作業は砂糖でも同じである。ここで交換レートに差が出るという場合の原因はなにか?見えるようで見えない時間という概念であると私は考えます。塩と労働とした場合において、塩1kg対あなたの汗とした場合は?どうなのか考えてください。
今回はこの辺で、その4に続く
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