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2022年11月24日木曜日

お金とは、何か?16

 さて続編です。今回も脱線しまくりですが、、、、

日本という国の特異性は、国民性です。

この国民性は、今は死語なのかもしれませんが、島国根性とかエコノミックアニマルとか言われていました。一つは外敵に対して何も持たずに精神論(マインド)で立ち向かおうとする気概や気質といったものや単一的な民族形成で古来から外的な侵略がほとんど近代までなかったという幸運な民族ともいえる。

近代になり戦争を実感するのは日清戦争であり武力衝突を近代兵器により行い自国防衛と領土拡大を目指たものである。その後事変などがあったが、日露戦争となり領土拡大という道をつき進んでいく、そして日中戦争から大東亜戦争(第二次世界大戦)となり始めて敗戦と外部からの侵略を経験しこの戦争に対して戦争犯罪人として国際的な裁判にかけられたわけであるが、占領されるという屈辱と国の再構築を目指すことになる。

そして戦勝国に左右される国家形成と憲法や法律の整備の上で日本という国家の基礎が作成される。一見独立国と思える体裁を与えれてはいるが戦勝国の利益の為に存在する国家ともいえ、当然通貨にしても同様ではないかと思います。国際通貨の中で一見独立しているようですが実は、戦後の復興期から考えれば、戦勝国から国防に関して制限をかけられて自国を守る代わりに、人間の労力をその国の為に供与することにより国の利益を確保していたと思います。しかしながら想定外な知識集約が起こりハード的な優位により脅威となる。国を挙げての投資が盛んにおこなわれ利息還流によりその価値の上昇と人の増殖による生産性向上そして生存するためのエネルギー確保に奔走することになり、そのために安価な労働力を武器に取引すべき国内生産物を売ることにより、外貨を得ていたという本質があると思いますが、この状況の想定外とは、戦時中の零戦であり巨大戦艦などの工業力を封じたにもかかわらずそれを基礎とした産業の発展は想定外だったのでしょう。そのために後の国際的な合意による吹き飛ばしが行われることになる。

経済発展によって他国に、経済協力や借款による経済的な侵略をおこなってきたことは明白ですがこれは日本に限らないことであり先の大戦の賠償問題とも絡んでいると言う事も忘れるべきではありません。この母体となるのは戦時中に語られた大東亜共栄圏構想と同様だったのではないでしょうか?現在では、日本国の外貨獲得高の減少や国内景気の衰退によりその様相は少なくはなりましたが、しかしながら世界的にODAにおいて4位の国であることも事実です。ではなぜ貿易収支が悪化したのでしょうか?

日本がエネルギー産出国ではないと言う事に尽きるのです。唯一残っていたエネルギー源といえるのは人間であり、またわが国で作られる作物以外にないはずです。現在の日本はどうでしょうか、少子高齢化が叫ばれ、農家は国策の弊害で疲弊してどちらのエネルギーも無くなりつつあるのでは無いでしょうか。そして日本という国の産業基盤や生存基盤までも無くなりつつあるのではないでしょうか?

国内で消費される工業的エネルギーの大半を海外からの輸入で賄う我が国は、輸入時の円高傾向であればエネルギー獲得コストが低下するが、その代償として輸出は、商品価値向上やローカライズ化低価格化などによる販売力の強化を行うが、国内コストの上昇により輸出価格に転嫁できずに収益率の低下を招くという事に苦しめられるために、この国内コストの抑制は労働賃金の抑制につながる。また反転円安となった場合は獲得コストは上がるが一時的に収益の改善が見込まれる。当然、国内コストも上昇するがすぐには連動しないのは日本の国民性というか言語的なものなのではないかといえる気がする。

「値上げ=根を上げる=負ける=負けたくない=価格上昇しない=我慢=気が付いた時には破滅」 何に負けるのかわからないんですけどね。

コスト抑制が限界になるとどのようになるのでしょうか?国内の購買意欲は低下し流通貨幣の信用性の欠如となるのではないでしょうか?これを避けるためには日本国外の地域に工業を移すことが考えられ現地法人の設立という手法に変化を余儀なくされ同時に資本と知的財産の流出も同時におきるために移設先に開発の手順流出が行われることになる。ここで問題なのは国内の過剰となった人間は、どうするのでしょうか?考えるだけでも恐ろしいことに気が付くのではないでしょうか?統治者が今しか見ていずに、保身に走れば終焉は近いように思うのは私だけでしょうか?

実入りが少なくて、旅に出られない蒼ネズミです。



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